「ZAIGAIS」が生まれた理由(後編)
2025年5月6日
海外生活に慣れてくると、ふとした瞬間に感じることがあります。
「今度は、自分が誰かの力になれるかも」。
はじめは右も左もわからなかった異国の地。
だけど、生活に必要な情報も手続きもだんだんわかってきて、少し余裕ができた今——
「自分の経験が、誰かの役に立つかもしれない」と思ったことはありませんか?
私が「ZAIGAIS」を立ち上げたもうひとつのきっかけは、まさにこの「助ける側になりたい」という気持ちの芽生えでした。
🧭 きっかけ1「今度は自分が誰かの役に立てるかも」
海外生活に慣れてくると、友人や知人から現地の情報を聞かれる機会が増えてきます。
「保険ってどうしてる?」「洗濯機の使い方どうしてる?」そんな質問に答えるたび、
“あの頃の私も、こういうことが知りたかったな”と感じることが何度もありました。
直接の知り合いだけでなく、
「どこかに、同じことで困っている人がいるのなら、自分の経験を届けたい」
そんな思いが大きくなっていきました。
🤝 きっかけ2「孤軍奮闘する人の力になりたい」
企業駐在や研究派遣などで来た場合は、立ち上げを支援してくれる人がいることもあります。
でも、すべての人がそうとは限りません。
とくに単身で来た人、サポートの手が届かない人は、
**「洗濯機の使い方すらわからない」**状態で、ひとり模索しながら暮らしています。
そんなとき、ちょっとだけでも経験者の知恵を借りられたら、どれだけ助かるか。
さらに、家族や親が遠方にいて、緊急時にすぐ頼れないという不安を抱えている方も少なくありません。
たとえば、出産を現地で迎える場合、親世代のサポートが得られず、孤立感や不安を感じるケースも。
そんなときに、ちょっと先を歩いている人が、ちょこっとアドバイスすることができる場が必要だと感じました。
自分には当たり前になってしまった情報でも、
それが誰かの「初めの一歩」や「大きなヒント」になるかもしれません。
🍱 きっかけ3「生活の工夫や楽しみもシェアしたい」
役所の手続きや生活インフラだけでなく、
たとえば“現地で日本式のお弁当を作る工夫”や“子どもとの遊び場の見つけ方”など、
生活に根ざした知恵や楽しみ方も、共有できたらいいなと思いました。
「こういう工夫をしてるよ」「よかったら一緒にやってみない?」
そんな呼びかけが気軽にできる場所もあれば、生活がより楽しくなるかも。
🙋♀️ きっかけ4「サポートしたい。でも、距離感は大事にしたい」
海外での日本人コミュニティは、支え合いの面でとてもありがたい一方で、
「距離が近すぎるのはちょっと苦手…」という方も少なくありません。
「ママ同士の助け合いはしたいけれど、友達づきあいまでは望まない」
「必要なときに、必要な情報だけ届けたい」
ドライだけど、あたたかい。そんなかかわり方があってもいいはずです。
それぞれに合った距離感で、ヘルプできる仕組みがあれば——
もっと気軽に情報提供やサポートが出来るかも。
💰 きっかけ5「経験を価値として届けたい」
自分がまとめた情報や資料を、きちんと形にして、
必要としている人に届け、その対価を得たいという声もあります。
SNSで「ありがとう!」と言ってもらえるのは嬉しいけれど、
情報の質やボリュームによっては、有料の価値があります。
在外生活で得てきた知識や経験談を
**「価値あるものとして、やり取りできる」仕組み**がほしい。
🌱 きっかけ6「収入は求めない。けれど、誰かの役に立ちたい」
一方で、「有料じゃなくてもいい。自分の経験を誰かに伝えたい」という方もたくさんいます。立場によっては収入を得ることができないけれど、海外生活スキルを活かしたいことも。
“責任はとれないけれど、自分の体験として役立ててほしい”
“リロケーターをしたいわけじゃないけど、経験者として何かしたい”
そんな善意を、受け渡しできる方法はないかな。
🔗 ZAIGAISは、「ヘルプする気持ち」もつなげたい
前編では「相談相手が見つからない」という声に応えたい気持ちをお伝えしました。
今回は、「今度は自分が誰かを助けたい」という**“助ける側の思い”**をかたちにしたいという、もう一つの原点について書きました。
- 経験を役立てたい、次の人の力になりたい
- 気軽に情報交換だけしたい
- 無償でも、有償でも、自分に合ったスタイルで受け渡したい
そんな気持ちを、ちゃんと届くかたちにしてみたのが、ZAIGAISです。
✨ おわりに
ZAIGAISのはじまり、共感いただけましたか?
あなたの経験は、次のだれかのチカラになります!!
まだ始まったばかりのサイトです、あなたの投稿を心よりお待ちしています!!
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